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▼認知的不協和と自己正当化と自責


 

認知的不協和とは・・・
自分の考えと行動が矛盾したときに感じる不安を解消するため、
考えを変更することにより行動を「正当化」する現象のことです。

 

思考と行動の矛盾から発生する不快感を解消するために
「つじつま合わせ」をすることです。

 

気持ち悪い〜〜〜!いやだ〜〜〜〜!
というストレスにさらされた状態を脳は勝手に消しちゃうんです。

 

脳ってすごい!!

 

認知的不協和を解消するために人は自己正当化するのですが
自己正当化は精神的にはメリットだらけです。

 

しかし、自己正当化は自分を守ることはできますが
自分を省みることはできなくなります。

 

認知的不協和が起きる状況を例え話でお伝えしますと

 

最高のプレゼン資料を作ってベストを尽くして営業をした。

提案は不採用になってしまった。

認知的不協和が発生

自分は最高のことをしたのになんでわかってくれないんだ!!

このままだと耐えられないので認知を変化させる

私の言っていることが理解できない相手が悪い!

 

こんな流れです。

 

プライベートの場合

 

仲の良い友人にお勧めされた映画に興味がわく

見にいく

全然面白くない

友人との仲を壊したくないのでいかに良い映画だったと共感するための説明を考える

 

こんな場合もあります。

 

とまぁ、何が言いたいかって
なんで自己正当化をしているかを俯瞰的に見ないとダメよ!!ってことです。

 

先にも書きましたが、自己正当化は自分の精神を守るためにとっても大切なことです。
私は自責の念を持て!ってよく社員に言いますし、自分にも言い聞かせています。

 

この自責の念とは「すべて自分が悪かった」って考えることではなくて
事柄には「自分の行動がどこかで因果をはらんでいた」と考えること。

 

一方で他責にしてしまうと「私は悪くない!」にしかなりません。

 

無責任になるな!って事です。
無責任は何も成長させてくれません。

 

人は一人で生きることはできないし、会社は一人で動かすことはできません。
もし、代表一人だけの会社だったとしても必ず周りに利害関係者は存在します。

 

認知的不協和を認識することが大切で
なんで今自分の思考はこうなったんだろう。って考えることが大切なんです。

 

私は人は誰しも自己中心的であり、自分が可愛い。と思うものと考えています。
この考えを押し付けるわけではなく、私はそう考えている!っていうだけですが。

 

・自己正当化をなぜしているのか。
・本当にこれは正しい正当化と言い切ることができるのか。
・省みて意味のあることと断言することができるのかどうか。

 

これを考えるだけで、見える世界は広がります。
そして、謙虚になって人間的にも成長できると思っています。

 

そして営業力もコミュ力もめっちゃ上がることになります!
認知的不協和を従えられることができればとっても素敵ですね。

 

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