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▼賢者は時を待ち、愚者は先を急ぐ:鈴木常務取締役COO


イチローさんは「遠回りが一番の近道」と言っています。
イチロー哲学は私も大好きなのですが。。
と、今回はこんな話ではなくてちょっと別のアプローチ。

 

「グズグズするのをやめる」
「先延ばしにしない」

 

誰もが聞いたことのある言葉だと思います。
親に言われました?教師に言われました?上司に言われました?

 

 

私も言われてきました。正しいことですから「当たり前」

 

 

 

ですが、やっぱり今回は別のアプローチ。

 

物事を始めるタイミングにおいては「先延ばし」が有利に働く場合がある。
「行動をとるべき時期」についてというお話。

 

ある研究によるとスピーディに行動を起こして一番乗りになると、
利益よりも不利益の方が大きい場合も多々あるということがわかってきました。

 

 

 

もちろん、早い行動には大きなメリットがあります。
「パイオニア」になることができる
「市場独占」もできる可能性がある

 

 

私たちは生まれてこのかた、

「早く!」「期日までに!」

と言った観念に毎日のように晒されています。
これは、産業革命とプロテスタントがもたらしさ、効率性への異常なほどのこだわりです。
もちろん「効率性」は大切です。でもあえてこの話をします。

 

 

先延ばしは「生産性の敵」かもしれないが「創造性の源」にはなる。

 

古代エジプトでは「先延ばし」を意味する2つの異なる動詞がありました。
一つは「怠惰」
もう一つは「好機を待つこと」

 

 

歴史上最も優れた思想家や発明家の中にも「先延ばし屋」は存在していて
顕著な例がレオナルド・ダ・ヴィンチ。
彼の業績は
「絵画」
「彫刻」
「建築」
「音楽」
「数学」
「工学」
「地質学」
「地図製作法」
「解剖学」
「植物学」
・・・など多岐にわたります。

 

 

一番有名な彼の絵画「モナ・リザ」は学者の見解によると
1503年に描き始め何年かの間、描いてはやめるを繰り返しそしてまさかの放置。
なくなる直前の1519年になってやっと完成したそうです。実に完成までに16年!

批評家たちはダ・ヴィンチは光に関する実験やそのほかの「余計なこと」をして
時間を無駄にし、絵画をなかなか完成させることができなかった。
だが、そのような数々の「余計なこと」が
実はダ・ヴィンチをダ・ヴィンチ足らしめた要因であると考える学者もいます。

 

 

 

要は「余計なこと」がそのほかの創造力において+に作用するということ。
「余計なこと」=「無駄なことでは無い」ということです。

 

ダ・ヴィンチはこう言っていたそうです。
「天才は、最小限しか仕事をしないときにこそ、最も多くを成し遂げることがある。
そういうときに天才は、発明を考え出し、頭の中で完璧なアイディアを形作っているからだ」と。

 

ツァイガルニク効果というのをご存知でしょうか。
1927年に旧ソ連の心理学者ブルーマ・ツァイガルニクが発見した
「達成した課題よりも達成できなかった課題のほうをよく覚えている」という現象のこと。

 

 

勘違いをして欲しくは無いのですが基本、仕事の先延ばしはするものではありません。
今の環境下で好ましい評価をされるかといえば、決してそうではありません。

 

 

 

しかしそれは、短期的なものに限られると考えます。

 

人が創造力を持って考えるときに、
決して短期的に決めたことが正解では無いということを知って欲しいのです。

 

というよりも、頭の片隅に常に己の課題や疑問や成長する点をいかに抱えて、
ふとしたときにリラックした考えができるかどうかが
何よりも大切なのではということをこの現象は教えてくれているのだと考えます。

 

 

すぐやれるべき事はすぐやるのが間違いなく正解。
日々の仕事においてそれは重要な事。

 

 

ただ、常に思考する癖をつけ、
その当たり前基準を上げることがビジネスマンとして大きな成長を促すと思います。

 

「行動するべき時期」をどこに置くのか、これは未来の設計図に対してでもいい。
いつまでにどんな自分になっていて、
どんな未来を描きたいのか、
だからこそ「行動するべき時期」が見えてくる。

 

 

「余計な事は無駄では無い」
「無駄と考えてしまうことが何よりも無駄なことである」

 

 

過去もそう。意味もそう。捉え方は全て自分次第。自分の責任でしかない。

 

 

 

 

 

さぁ、あなたならどうする?

 

 

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